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鍼灸とは鍼灸での代表的な治療

「鍼灸」とはどういったことを行っている治療院で、どんなことに効果があるものなのでしょうか。
今までなじみがなかった人にとっては、なんだかよくわからない、ちょっと恐いところ?といったイメージを持っている人もいるかもしれません。
ここでは「鍼灸」とはどんなもので、どういったことをしているのか、ということについて詳しく解説していきます。

「鍼灸」の治療の流れ

「鍼灸院」に行くと、まずどういった症状に悩んでいるのか、その部分やこれまでの経過など、原因などを探りながら問診を行い。触診や脈診、聴診などの検査を行います。
鍼灸の治療は、その治療院によって流儀がさまざまということで、その治療院独自の得意な方法で進めていくようです。

「鍼」について

「鍼(はり)」に使う「はり」はごく細いステンレスのもので、なんと太さは0.17mm~0.33mm、長さはおよそ40mm~80mm。
これを症状に応じて適切な「経穴(つぼ)」に刺していきます。
刺し方も治療院によって異なり、円形の筒を使って刺し入れていく場合や、指でつまんで刺し入れて行く場合があるようです。
鍼を刺した後は鍼そのものを回旋させる、上下させるなど振動の刺激を与え、短時間で抜いてしまうやり方や、10分程度そのままにしておく方法があります。
また鍼に低周波を流して血液の循環を促すといったやり方をする場合も。

「灸」について

「灸(きゅう)」とは「艾(もぐさ)」を使い、経穴(ツボ)に置いて熱を加えて刺激するやり方です。
これにもじかに肌の上に置いて、火をつける「直接灸」というものと、「艾(もぐさ)」と肌の間に間隔を持たせて行う「間接灸」というものがあります。
「直接灸」の場合、「艾(もぐさ)」の大きさもさまざまで、米粒程度の小さいものから小指程度の大きなものまであります。
「直接灸」を行うと普通の状態で、灸のあとが残ったり、水ぶくれが残るようです。
「間接灸」の場合はお肌との間に間隔があるようにするほかに、味噌やにんいく、しょうがを熱との緩衝材として使うやり方もあるんだそう。
この場合は優しい温かさで受けることができるため、比較的心地の良いもののようですね。

こういったやりかたを使い、ひとりひとりの体の状態を確認しながら適切なところに施し、症状の改善をはかっていくのが「鍼灸」なのです。
他にも吸い玉や遠赤外線照射、テーピングや低周波通電などを補助として行っているところもあります。