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鍼灸の治療どんな風に治療する?

「鍼灸」とは、東洋医学の考え方よる治療方法で、ヒトの体のなかには「気」「血」「水」が備わり、それらのバランスが保たれているときは健康であり、バランスを崩したときに改善をはかる方法として発展してきたものです。
「鍼灸」によってからだの巡りを改善させ、体の中にある「エネルギー=気」を整えることができ、本来備わっている自然治癒力を高め、免疫力を上げていくことができるのです。

「鍼灸の治療」とは?

●鍼での治療

「鍼」に使う器具はステンレス製の使い捨てのものがほとんどで、太さは髪の毛程度の細さです。
具体的にどの位かというと太さ0.13㎜~0.25㎜などが一般的なもので、医療機関で採血する注射針の太さは0.7㎜~0.9㎜程度ですので、いかに細いものであるかお分かりいただけるのではないでしょうか。
他にも「刺さない鍼」というものを使う場合もあるようです。

●灸での治療

「灸」というと、熱いのではないか、と不安に思うものですが、もちろん「熱いもの」もありますが、最近では熱いものを好む人が少なくなってきているため、「温かい」「心地よい」ものが主流になっています。
その人の状態や好みにあったものを使うため、不安を感じる必要はありません。

問診で確認した「症状」に応じて「ツボ」を刺激する。

症状によって「鍼」を行う場合と「灸」を行う場合、さまざまな場合があります。
さらに「鍼灸師」の判断によって、施していく場所も違う場合があります。
ですから、例えば一度「鍼灸院」に行ってみたけれど、なんだかすっきりしなかった、という方も、他の「鍼灸院」で治療したら効果があった、といったこともあり得ます。
これは問診の際に、出来るかぎり症状や日常生活についてリサーチし、その中で判断した「原因」に関わる「ツボ」を使って治療するのですが、もし問診の際に自分が伝え損ねたことがあった場合などは、「ツボ」の判断も異なってくる場合があるからです。

ですから治療に入るまえに行う「問診」も、とても重要なポイント。
さまざまな悩みを抱えて「鍼灸院」を訪れる場合、できることならまず自分で「症状に関すること」「日常生活に関すること」などを書き出して持って行ってもいいかもしれませんね。
当日その場ですべてを伝えようと思っても、言い忘れてしまうこともあるものです。
もし治療に行ってみようと思う方は、気になるところすべて書き出して持参するようにすると良いでしょう。