治療の流れ
「鍼灸院」で治療を行うのは、どんな風な流れで進むものなのか?
一般的な病院にかかったことはあっても、いざ初めて「鍼灸院」に行くとなると、予想ができないと緊張してしまうかもしれませんね。
ここでは一般的な「鍼灸院」での「治療の流れ」がどのようなものなのか、ということについて解説していきます。
「鍼灸院」での治療の流れとは?
●まずは電話・ネットなどから予約を
治療院によって予約の仕方が異なるものですので、まずは電話などで予約の日時、かかる時間や料金などを聞いておくと安心ですね。
●来院すると、「問診票」を記入
医療機関でも、最初に行く際には「問診票」を記入しますが、同じようにどのような症状がある、だとか、さまざまな体についての質問について書き込んでいきます。
ここでできる限り詳しく、ありのまま書き込んでいくようにしましょう。
●問診
症状について詳しく問診で尋ねます。
これまでに医療機関にかかった場合などはその詳細や薬の内容も聞くことがあるので、事前にその詳細を書いたものを持っていくとよいでしょう。
既往症や体質、日常生活について気になる点などもできるかぎり伝えるようにします。
●脈診・舌診
脈診とは手首の脈を確認し、さらに体の状態やバランスなどを確認していきます。
舌の色なども確認するので事前に影響のあるものを飲み食いしないようにします。
必要に応じて理学検査などを行う場合もあります。
●腹診
診察ベッドで横になり、おなかの部分を触診し、痛みの原因を探ったり、体質や内臓の状態などを診ます。
体のバランスについても診断を行っていきます。
●仰向けの状態での治療
仰向けでひじやひざより先、手や足などから治療を開始します。
これは症状のある部位とは異なる場合がありますが、「体質に関する治療」を先に始めるためです。
思うほど痛みもありませんので、できるだけリラックスして受けるようにしましょう。
●うつ伏せでの治療
次にうつ伏せで頚や背中の部分にも治療を行っていきます。
背中にはとても重要なツボが多く分布しており、症状の場所とかけ離れた場所に治療を施すこともしばしば。
これによって痛みを生じている部分にも働きかけることになるのです。
さらに症状の予防にも効果を発揮してくれるものでもあります。
●日常生活などのアドバイス
治療後の症状の変化を確認し、日常生活における気をつけるべきポイントなどをアドバイスしていきます。
ここで気になることや、自身で気をつけるべき点などをしっかりと聞いておくと良いでしょう。